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回覧 8/19: MARPOL条約附則VI - 2020年硫黄燃料油規制

回覧 8/19: MARPOL条約附則VI - 2020年硫黄燃料油規制

アウトライン

  • 2020年1月1日以降、MARPOL条約の船舶燃料油中の硫黄分の上限は(排出規制指定海域-ECA-以外を航行する船舶を対象に)3.50%m/mから0.50%m/mに引き下げられます。
  • 2020年3月1日以降は、非適合燃料油の搭載禁止が施行されます。 
  • 違反した場合の罰則には、罰金、拘留およびPSCの禁止命令が含まれる可能性があります。
  • 非適合排出物の全く偶発的な排出に対する罰金に関しては、クラブルールに従い、P&Iカバーが適用されます。
  • その他の罰金に関するカバーは、クレーム解決後にクラブ理事会の裁量でのみ可能となります。

背景

メンバーは、2020年1月1日に発効する、IMOの1973年の船舶による汚染の防止のための国際条約に関する1978年議定書(MARPOL条約)附属書VIの2008年改正に関する当クラブの最新の記事をご参照ください。 この改正により、船舶の排気ガス中の硫黄量を大幅に削減することにより(2020年グローバルサルファーキャップ)、海運業界はその環境上の義務を果たすことにコミットすることになりました。

2020年グローバルサルファーキャップ

020年1月1日以降、MARPOL条約の船舶用燃料油中の硫黄含有量の許容限度は、排出規制指定海域(ECA)以外を航行する船舶は3.50%m/mから0.50%m/mに引き下げられます。MARPOL排出規制海域(ECA)の0.10%制限は、現地で適用されている国内規制どおり、引き続き適用されます。

IMOの海洋環境保護委員会(MEPC 73)は、2020年3月1日に発効する非適合燃料油の搭載禁止(MARPOL附属書V I規則14)を、いくつかの注意事項と共に承認しました。燃料油の硫黄排出量を含有限度を超えないレベルまで低減するべく、船舶のエンジンおよびボイラーの排気ガスから硫黄酸化物を除去するように設計された排気ガス浄化システム(スクラバー)を搭載した船舶は、硫黄分0.50%を超える燃料油の搭載を継続することができます。メンバーは、港にオープンループスクラバーの使用またはスクラバーからの洗浄水の取り扱いに関する禁止事項または追加要件があるかどうか、寄港する前に確認する必要があります。

IMOは、適合燃料油入手不可時の報告書(FONAR)を含むさらなる指針を作成しました。その内容は、IMOのウェブサイトでご覧いただけます。(http://www.imo.org/en/MediaCentre/PressBriefings/Pages/10-MEPC-74- sulphur-2020.aspx)。 MARPOL 附属書VIの規則 18の下では、船舶が適合燃料油を入手できない場合に取った措置を記録したFONARを締約国に提出することが可能になります。 しかし、FONARの提出は免除ではないことに注意することが重要です。これは、非適合船に対する執行措置を検討する際に締約国が考慮に入れるべき多数の文書のうちの1つであり、この点について支援するために、IMOはPort State Control(PSC)ガイドラインも公表しています。メンバーは、執行措置に直面した場合に、条約を遵守するために取った努力を十分に文書化することができるようにするべきです。


船舶の安全性確保、海上での人命救助に必要なすべての排出、または船舶やその機器への偶発的な損傷から生じる任意の排出については、2020年のグローバルサルファーキャップ要件に対する限定的な例外が認められます。

P&I クラブカバー


違反した場合の罰則には、罰金、拘留、および場合によってはPSCの禁止命令が含まれます。 2020年グローバルサルファーキャップは、既存のクラブルールを改正するものではありません。従来通り、クラブはMARPOL条約に関する違反は容認しません。ただし、非適合排出物のまったくの偶発的な排出に対する罰金を含む賠償責任は、常にルールおよび加入条件に従ってP&Iカバーを受けることができます。これには、他の当事者が被った罰金に対する債務の返済義務も含まれます。

例えば、不正確または不適切な記録の保存、非適合燃料油の搭載または使用を含む、文書上のまたはその他のMARPOL条約の要件の違反に対するような、他の罰金に関するカバーは、クレーム解決後にクラブの理事会の裁量でのみ可能です。このような裁量クレームについては、理事会がカバーの可否を決定するまで、クラブは担保を提供できない可能性があり、たとえ提供できたとしても、これは許容できるカウンターセキュリティ、即ち通常は現金または銀行保証と引き換えになるにすぎません。この点でのクラブの立場は、MARPOL条約への違反について、これまで発行した以前の国際グループの回覧に示されているものと同じです。

2020年のグローバルサルファーキャップは、例えば、デューデリジェンスの行使によっても検出できない、認証されたスクラバーの技術的な欠陥によって引き起こされる非適合排出物のまったくの偶発的な排出や汚染された洗浄水の排出のような、以前には見られなかった、限られた状況で起こる可能性のあるP&I責任をもたらすかもしれないことが認識されています。 MARPOL条約のサルファーキャップ条項の不遵守は、船舶を堪航性のないものにし、それがカバーの有効性を害することになる可能性があるという意見がありました。すべてのケースはその個々の状況に左右されますが、国際グループの各クラブは、規則の違反が必ずしも堪航性のないものとして特徴付けられるわけではないこと、そしてその範囲までは、それが必ずしもメンバーのカバーを剥奪する結果になるわけではないことを明確にしたいとしています。

疑義が生じた場合は、個々の状況について、当クラブにご相談ください。

国際グループのすべてのクラブが同様の回覧を発行しています。

以上
UK P&Iクラブ 日本支店

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シップ・ファインダー


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