2020年の再保険料率が発表されました

Date: 13/12/2019
Author: International Group of P&I Clubs
Source: https://www.igpandi.org/article/international-group-of-p-i-clubs-reinsurance-programme-202021
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2020年の再保険料率が発表されました

P&Iクラブ国際グループ - 再保険小委員会プレスリリース - 2020/21年

「P&Iクラブの国際グループ(IG)の主な強みは、プール、超過再保険(GXL)プログラムおよびオーバースピル再保険など、船主に対する比類のないカバーを提供していることです。業界では厳しい再保険マーケットや保険料引き上げのプレッシャーが認識されておりますが、それにも関わらずIG再保険プログラムは長きにわたる安定と信頼性のおかげで、2020/21年の契約更新は、今年度の再保険料率を据置きとすることができました。 また、1億ドルを超える20億の超過再保険契約について2年契約を締結したことにより、プール・クレームに柔軟に対応しつつ、今後2年間再保険コストを安定させることが期待されます。

超過再保険契約は、IGが多くの大手再保険会社と、築き上げてきた継続性と長期的な関係が尊重され、レイヤー構造上あまり大きな変更はありません。このような関係により、IGは、再保険市場とキャプティブ再保険、ハイドラを通じて保有するリスクとの間で公正なバランスを保つことができました。」 (マイク・ホール、国際グループ再保険小委員会チェアマン)

再保険契約更新の概要

2012/13年から2019/20保険年度(現在まで)の超過再保険の保険成績は、再保険会社にとって許容可能な範囲を保っています。IGの再保険キャプティブ、ハイドラは、その損失保有戦略により引続き好成績を維持しています。 さらに、市場では競争力のあるコストで複数年再保険を契約するというリスク選好欲求がありました。 これらの要因により、IGはすべての船種で料率を据え置くことができ、満足のゆく契約更新を達成することができました。

各クラブのリスク保有額と超過再保険契約

各クラブのリスク保有額(ICR:Individual Club Retention)は、2020年度も1,000万米ドルで変更ありません。この金額を超えるプールのレイヤー構造およびGXLプログラムのアタッチメント・ポイントも同様です。 アッパー・プールのうち各クラブ負担となるICR 7.5%も変更ありません。

再保険の仕組みの変更

2019/20年には、再保険契約のレイヤー構造を変更するとともに、共同ブローカーも新たに任命したことから、IG再保険小委員会は、今回は大きな変更を行わないことを決定しました。 これは新レイヤー構造での結果がでるまでの時間を確保するためです。

しかし2020/21年度に多少の調整がありました。1億米ドルを超える10億米ドルの5%にかかわる複数年再保険契約が期限を迎えたため、第1レイヤーについて各10%の2つの個別再保険契約を締結しました。これにより10%の個別再保険契約は3契約となり、残りの70%は再保険市場で手配しました。

第1レイヤー(1億ドルから7.5億ドル)の70%にあたる市場シェアのうち、AAD(Annual Aggregate Deductible)の1億ドルについても、引き続きIGキャプティブ、ハイドラ再保険が引受けることに変更はありません。 第2レイヤーは7.5億ドルから15億ドルまで、第3レイヤーは15億ドルから21億ドルまでをカバーします。 オーバースピル再保険のレイヤーについても変更はありません。

ハイドラ再保険

ハイドラは、引き続き3千万から5千万ドルのローワー・プールと5千万から1億ドルのアッパー・プールの92.5%についての再保険を引受けます。 さらに、ハイドラは超過再保険の第1レイヤーの70%市場シェアのうち1億ドルのAADを引受けます。

MLCカバー

1,000万ドルを超える2億ドルの市場再保険契約は、2020年2月20日より12か月間、据え置きで契約更新されました。今回もまた、競争力のあるコストで保険更新することができ、これは全体の再保険料に含まれます。

P&I戦争危険特別担保

P&I戦争危険特別担保についても、2020年度の12か月間について再保険契約が更新され、これも全体の再保険料に含まれます。

新契約では、一定金額を超過するリスクを担保するため、再保険カバーを発動するアタッチメント・ポイントの金額を1億ドルから5億ドルに引き上げました。(ただし、船舶戦争保険者より回収可能な船舶適正価額までの金額は担保されません)

2020/21年 超過再保険の仕組み

添付の図は、2020/21年のGXLプログラムの仕組みを示しています。

2020/21年の再保険コストの配分

GI再保険小委員会は、現行の4種類の船種カテゴリー別に保険料に対する損失の保険成績データを引き続き確認しています。

再保険小委員会は、最近の検証をもとに4つの船舶タイプのいずれのコストも変更すべきではないと考えました。

再保険市場で契約しているIG超過再保険契約は、2年間は確定していますが、ハイドラ再保険の状況は引き続き重要な意味を持っています。 したがって、再保険小委員会は、2020保険年度のみの料金を設定することを決定しました。 2021/22年のハイドラ・コストは12か月後に評価し直し、その時点の状況により2021/22年の再保険料を調整させていただきます。

2020/21年の再保険料率は下記の通り:-

Tonnage category 2020 rate per gt – in US cents
Persistent Oil tankers 57.47
Clean Tankers 25.82
Dry 39.71
Passenger 321.61
Chartered tankers 21.58
Chartered dries 10.54

上記の通り、今回も国際グループとそのメンバー船主にとって、前向きな再保険契約の更新となりました。

国際グループ再保険小委員会チェアマン

マイク・ホール

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