事故の教訓:潤滑油クーラーの不良による汚染

Date: 23/04/2019
Author: Captain David Nichol
事故の教訓:潤滑油クーラーの不良による汚染

船種: タンカー

事故の概要

本船の着岸中に、船尾の周りの水面上に油層が浮かんでいるのが発見された。その発生源は、船尾管軸封装置から漏れる潤滑油ではないかと疑われた。緩和策および清掃措置が実施された後、本船をドック入りさせて必要な修理を行うための手配が行われた。調査の結果、漁網の一部が船尾管軸封装置を通ってプロペラシャフトに絡み付いていた。船尾管シールを新換した後、本船は再び浮揚して運航に戻った。

約1週間後に錨泊すると、船尾の周りに再び油層が見られ、事態を受けて船長は地元当局に知らせ、汚染の除去のための手配が行われた。その油は船尾管から再び漏れていることが想定されたので、本船は問題を調査するために近くの造船所へと進んだ。

船尾管軸封装置をさらに検査しても欠陥や油漏れは発見されなかったが、再浮上して待機岸壁に移動した後、主機潤滑油クーラー船外排出パイプ上部の船尾周囲に再び油層が観察された。潜水検査によって、潤滑油冷却水ポンプが作動しているとき、排水の中に油の存在が確認された。

分析

主機潤滑油クーラーの海水出口フランジから漏れていることが分かり、そこへ集められた水が油濁の兆候を示した。 船舶所有者は、シールガスケットといくつかの熱交換プレートの新換を伴う潤滑油クーラーのオーバーホールを手配し、そして再組み立て後、その装置は首尾よく水圧テストをクリアした。

2度目の油漏れが船尾管からのものであると管理者が考えていたことは理解できるが、振り返って考えれば、油漏れに関する他のすべての可能性を調査するべきだった (主機潤滑油と船尾管潤滑油は同じスペックであることが報告された)

今回の潤滑油クーラーの不十分な状態によって、汚染の問題だけでなく、清掃、検査、修理およびオフハイヤーに関しても多大な費用が発生した。

事故の教訓

  • オイルシステムに関連する機器類は製造業者の指示に従って適切に維持管理されなければならない。
  • 船外排出の状態は、実行可能な限り注意深く監視されなければならない。
  • LOシステム貯蔵タンクの液位を注意深く監視し、異常な消費がないか注意深く確認する。
  • 船舶からの油の流出が発見または疑われる場合は、船舶のSOPEPに従って行動する。
  • いかなる汚染も関係当局に報告し、クラブに通知し、サンプルを採取の上、漏れの発生するすべての可能性を考慮して排除する。
  • 不十分な機器メンテナンスは環境を危険にさらし、非常に高額な結果をもたらす可能性がある。

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