1987年以来、「何が起きていたのか」を考える意識を高めるため、また最前線で働く人々にこの情報を役立てていただくため、UKクラブはクレーム処理の経験を駆使し、船主責任クレームの原因を分析することに重点を置いてまいりました。この多くは、その時々のクレーム動向についてその時代に即したアドバイスという形で行われてきました。
UKクラブはこの度、この経験により焦点をあてて駆使することにより、そのリスク査定システムを、多くの検査制度で適用されているコンプライアンス重視の形ではなく、「クレーム削減」を重視した形に改善しました。
UKクラブは、過去20年間のクレームを分析し、RISK = FREQUENCY x CONSEQUENCE (リスクは危険事象の発生頻度とその結果の関数である)という公式に当てはめ、多くの危険、脅威、結末を特定し、さらにクレームの原因と防止の上でコントロール可能な要因を特定しました。
この分析とクレーム担当者やシップ・インスペクター、アンダーライターの経験をもとに、UKクラブは賠償責任クレームを引き起こす76の主要な“脅威(Threat)”と、事故を引き起こす脅威となる可能性を軽減させる450の“制御策(Control)” を定義しました。
A乗船検査では、これらの脅威/制御策を評価し、記録する構造化システムを使用することになりました。これにより、より科学的なクレームの防止/制御のアプローチを取ることができます。
やがて、このシステムは、リスク管理をより効果的に行うため、自社の安全システムにより焦点をあてたアプローチを開発するメンバーを援助する際に、傾向やベンチマークを示してくれるでしょう。
営業時間外や週末にUK P&Iまでご連絡される際は、"After Office hours"をクリックしていただき、最新の担当者リストとその携帯電話番号をご参照ください。
この加入船舶検索機能「シップ・ファインダー」は基本的に毎日更新されています。船舶の登録情報を更新されたいメンバーは通常コンタクトしている保険引受け担当者までご連絡ください。