15/13 - 勘定未閉鎖保険年度及び2014年度保険料について
アウトライン
- 2014保険年度のジェネラル・インクリースは10%と決定しました。
- 標準免責金額は、8,500米ドルに引上げられました。
- 国際グループの再保険コストの増加分は別途調整されます。
- 今回の理事会決議にいたったクラブの財政的背景については、本回覧と共に発行しました「October Review 2013」にて詳しくご説明しています。
組合員各位
勘定未閉鎖保険年度及び2014年度保険料について
クラブ理事会は2013年10月28日の会合で、クラブの財政状況、各保険年度の推移を検討し、2014保険年度保険料水準について決定いたしました。
2011保険年度
予定外保険料の見積りはありません。当年度の解除保険料(Release Call)はありません。
2012保険年度
予定外保険料の見積りはありません。解除保険料は年間保険料の12.5%で、年間保険料の未払分がある場合には同時にご精算いただきます。
2013保険年度
当年度についても予定外保険料の見積りはありません。解除保険料は年間保険料の20%で、年間保険料の未払分がある場合には同時にご精算いただきます。
2014保険年度 - ジェネラル・インクリース
理事会はすべてのミューチュアル・メンバーの予定保険料を一律に10%引き上げ、国際グループの2014年度再保険料の増加分を別途調整すると決議しました。
理事会は、少なくとも中期的に海運市況は停滞の様相を呈しており、いかなるコスト増も歓迎されない事はよく承知しております。しかしながら、ジェネラル・インクリースを10%と決議した理由は、クラブの保険収支バランスを回復させるためであり、市場が回復すれば避けられないクレーム・コストの上昇に対応するための十分な備えを確保するためです。
2014年度解除保険料については、年間保険料の15%を保険料未払分と共にご精算いただきます。従来どおり、2014年度保険料は4回払いとなっています。
本理事会決議にいたる背景につきましては、本回覧に添付の「October Review 2013」にて、より詳細にご説明しています。また本回覧とクラブ・ニュースは当クラブのウェブサイトwww.ukpandi.comにて公開しています。
解除保険料 (Release Call)
解除保険料を算定するにあたり、理事会は保険料リスク、巨大災害リスク、準備金リスク、取引先デフォルト・リスク、市場リスクそしてオペレーショナル・リスクを勘案しています。
免責額(Deductible)
2014保険年度の標準免責額は、7,500米ドルから8,500米ドルへと若干引上げられました。これは諸費用を含む一事故あたりのもので、他通貨であれば上記ドル相当額となっています。メンバーは、保険料を相応に調整することで標準額とは異なる免責額を設定することができますが、標準免責額は最低額としてとらえていただくようお願いします。クラブは保険更改にあたり、メンバーのクレーム実績によっては、標準免責額より高い額を提示させていただくこともありますので、ご了承ください。