回覧17/16 - UKクラブ年次総会
アウトライン
- 本回覧は、2016年11月19日の9時よりチューリッヒで開催される当クラブの年次総会及び委任状による投票手続きについてお知らせするものです。
組合員各位
UKクラブ年次総会
1. 2016年11月19日開催の年次総会通知
理事会通知は英文回覧に添付しています。
2. 年次総会議題
議事項目は、添付のとおり議事録の承認、決算書の採択及び監査人の指名など定例の決議事項が含まれています。
また、現行の理事数を削減し、メンバー委員会を発足させるための決議案が複数含まれています。これは、これまで理事として選任されていた方々の専門的知識を十分に活かしつつ、また規制の下で重責を伴う理事としてではなく、新たなメンバー委員会のメンバーとしての意見を聞くことにより、当クラブのコーポレート・ガバナンスを改善することを意図しています。
決議案は、これに伴って必要となる組織上の変更と、現在UKBにおいて規制対象となる理事職を務めておられるメンバーの代表の方々からメンバー委員会への選出を定めています。
この組織上の変更に、The United Kingdom Mutual Steam Ship Assurance Association (Bermuda) Limited (UKB)の定款(Bye-Laws)への条項の追加、そしてUKBを唯一のメンバーとしているThe United Kingdom Mutual Steam Ship Assurance Association (Europe) Limited (UKE)の定款(Articles of Association)の改訂です。定款の改訂については、添付Appendix Aに解説を添えて記載しております。またUKクラブのウェブサイトでも下記リンクからご覧いただけます。
メンバー委員会の会議では、海運業界に関連する事柄やクラブが提供するサービスについて集中議論することとなります。これには、業界の動きや法規制改正、ロス・プリベンションや海上リスク管理、理事会裁量クレーム、保険てん補範囲の変更案及びその他メンバーの相互利益に影響のある諸問題などが含まれます。メンバー委員会では、技術的及び法規制上の事柄にはあまり時間を割くことはありませんが、UKクラブの経営計画や、保険料増減の提案などといった財政的な事案など経営戦略について、理事会より意見を求められることとなります。
メンバー委員会の設置に伴い、監督当局の規制対象であるUKBの理事会は、現在の理事総数を最大35名から大きく削減され、今後は加入フリートの代表としての理事8名に加え(現行と同様に)財務及び再保険に精通した2名の外部理事で構成されることとなります。この少数の理事会では、ソルベンシー�規制の対象である保険会社の理事としての責任を、その通常責務として担うこととなります。
この新しい組織体制は、メンバーから選出された代表者により(監督当局の規制下にある理事になることなく)UKクラブのガバナンスに参加できる体制を引き続き維持し、メンバー・ニーズへの対応を確実に確保しながら、理事数削減を求める監督当局にも歓迎されるでしょう。
3. 委任状
議事第4、第5、第6、第7、第9および第10項目についての委任状及び投票用紙は英文回覧に同封されています。投票用紙はご記入後、年次総会開催の遅くとも12時間前にはクラブ事務局、トーマス・ミラー(バミューダ)に必着となっています。