サイバーインシデントにどのように対応しますか?

トーマス・ミラー スペシャリティのサイバーリスクディレクターであるAlan Daintyは、サイバー事故について疑問を投げかけています。

一般企業はサイバー攻撃の対象にならないだろうと思われがちですが、サイバー事故の多くは無差別で従業員の一人が受信したEメールをみて何も知らずにリンクをクリックしたり、きちんとしたウェブサイトだと思ってアクセスしたといった単純なことが発端となります。

これに引っかかると、マルウェア(悪意のあるソフトウェア)がコンピュータ・ネットワーク全体に広がり、ネットワーク内の端末に影響し始めまるように作られています。

このマルウェアは情報を盗んだり、最近の事故例に見られるように、データ・ファイルに不正ロックをかけて人質にとって身代金を要求したりといったことであなたの業務を妨害します。マルウェアをすぐに見つけて駆除すれば被害は小さくて済みますが、マルウェアがネットワーク内に蔓延するとその影響は甚大で、業務妨害や不稼動、原因調査や復旧の費用負担につながります。

サイバー保険はこうした事故を防止することはできませんが、あなたの財政的損失を補填したり、危機管理や法的専門知識、マスコミ対策といった専門的な事故対応のためのアドバイスを求めることができます。

この機会にサイバー保険やコンピュータ犯罪保険への加入をご検討してはいかがでしょうか?

保険商品によっては単なるサイバー保険ではなく、あなたの所有するデータや情報技術の保護、サイバー事故発生時の専門的な対応も可能なため、サイバー関連サービスのご利用をご検討いただくこともメリットがあると思います。

当クラブのサイバー・セキュリティ特集ページをご覧ください。

Alan Dainty

IT Services Manager

Date2017/05/18