アウトライン 

• 中国海事局（MSA）による全認可業者リストの発表は先延ばしとなっています。
• 中国のすべての港において認可油濁清掃業者との契約締結を求める要求事項は、いまだ2012年1月1日より施行されることになっています。
• 2010年7月発行のLegal Briefing「中国海洋汚染防止法」では、本規則の概要を説明しています。
• 本クラブ回覧は、以前発行したクラブ回覧08/11、07/11、26/10、14/10、15/09、12/09を参照しています。

中国「船舶による海洋汚染防止及び管理規則」No.9 

これまでクラブ回覧にて、中華人民共和国の新しい「船舶による海洋汚染防止及び管理規則」(以下、本規則)についてお知らせして参りました。そしてa）汚染性有害貨物を運送する船舶あるいは　b) 1万総トン以上のその他すべての船舶の船主・オペレーターに対し、中国寄港前に中国海事局（MSA）の認可する業者と油濁清掃契約を締結することが求められており、その法的要件の実施が延期されたことをお伝えしておりました。

これまでメンバーの皆様には、海事局からの通達により2011年10月に全認可業者リストが発表されるとお伝えしてきました。

国際グループでは中国海事局とコンタクトを取り続けておりますが、各地方における清掃業者の認可手続きがいまだ完了していないため、全認可業者リストは更に遅れるものと理解しています。国際グループでは、認可清掃業者リストの発表は早くても今月末であろうと考えます。

国際グループでは、もし施行日が延期されない場合、メンバーが法令遵守するにあたり困難を極めることになると海事局に注意を促していますが、現時点の理解では、中国国内すべての港において認可業者との契約締結を求める要求事項は、いまだ2012年1月1日から施行される事になっています。そのため船主・オペレーターは、認可油濁清掃業者との契約を短時間で締結する必要に迫られると思います。

メンバーの皆様には、油濁清掃の契約及び認可業者との契約締結の手続きについての詳細なガイダンスを含め、更新情報を近々ご案内いたします。

国際グループのすべてのクラブは、同様の回覧を発行しています。