回覧13/15 - 勘定未閉鎖保険年度及び2016年度保険料について
アウトライン
- 2016保険年度のジェネラル・インクリースは2.5 %と決定しました。
- 2014保険年度については年間保険料の2.5%を減額いたします。
- 標準免責金額は、2016保険年度も変更ありません。
- 国際グループの再保険コストの増減分は別途調整されます。
- 今回の理事会決議にいたったクラブの財政的背景については、本回覧と共に発行しました「October Review 2015」にて詳しくご説明しています。
組合員各位
勘定未閉鎖保険年度及び2016年度保険料について
クラブ理事会は2015年10月26日の会合で、クラブの財政状況、各保険年度の推移を検討し、2016 保険年度の保険料算定基準について決定いたしました。
2013保険年度
予定外保険料の見積りはありません。当年度の解除保険料(Release Call)は年間保険料の5%です。
2014保険年度
予定外保険料の見積りはありません。解除保険料は年間保険料の0%です。当クラブが過去2年間に強化してきた財政状況を鑑み、理事会は2014保険年度の年間保険料の2.5%を減額することを決定しました。この減額は2015年12月にお支払いいただく予定の2014保険年度第4回目の保険料に適用いたしますので、当該お支払い保険料の10%が減額されることとなります。
2015保険年度
当年度についても予定外保険料の見積りはありません。解除保険料は年間保険料の10%で、年間保険料の未払分がある場合には同時にご精算いただきます。
2016保険年度 - ジェネラル・インクリース
理事会はすべてのミューチュアル・メンバーの予定保険料率を一律に2.5%引き上げ、国際グループの2016年度再保険料の増減分を別途調整すると決議しました。
依然としてクレーム金額の高騰は継続していますが、理事会はジェネラル・インクリースを2.5%と決議しました。この決議は、海運市場が依然低迷していることを認識し、理事会が現行の保険料レベルを維持する決意を反映しています。
解除保険料については、年間保険料の15%を保険料未払分と共にご精算いただきます。従来どおり、2016年度保険料は4回払いとなっています。
本理事会決議にいたる背景につきましては、本回覧に添付の「October Review 2015」にて、より詳細にご説明しています。また、本回覧とクラブ・ニュースは当クラブのウェブサイトwww.ukpandi.comにて公開しています。
解除保険料 (Release Call)
解除保険料を算定するにあたり、理事会は保険料リスク、巨大災害リスク、準備金リスク、取引先デフォルト・リスク、市場リスクそしてオペレーショナル・リスクを勘案しています。
免責額 (Deductible)
2016保険年度の標準免責額は、諸費用を含む一事故あたり10,000米ドル(ただし他通貨であれば上記ドル相当額)で変更はありません。メンバーは、保険料を相応に調整することで標準額とは異なる免責額を設定することができますが、標準免責額は最低額としてとらえていただくようお願いします。クラブは保険更改にあたり、メンバーのクレーム実績によっては、標準免責額より高い額を提示させていただくこともありますので、ご了承ください。