Crew Health Advice:デング熱
2024/07/16
デングウイルスに感染した蚊によって媒介されるウイルス感染症であるデング熱は、世界的に公衆衛生上の重大な懸念となっています。過去20年間で発症率は飛躍的に上昇し、流行地域と新たな地域の両方で広く蔓延しています。本稿では、デング熱の主な側面、感染、症状、予防策について説明しています。
本回覧は、国際グループがTradeGo User Agreementの第2版を承認したことをお知らせするものです:TradeGo User Agreement (2024.06.12)
回覧 11/24: EU の第14 次対ロシア制裁パッケージ
2024/07/04
2024 年6 月24 日、 EU 理事会は第14 次対ロシアッケージを採択しました。このパッケージには、ロシアの液化天 然ガス(LNG)部門を対象とした初めての措置、さらなる輸出関連の規制、船舶への制裁、およびEU 企業に対す る、第三国にあるEU 域外の子会社がEU 制裁を遵守するよう最善の努力を尽くすことの義務付けなどの新たな制 裁回避の防止措置が含まれています。
Crew Health Advice:船上での友情
2024/06/10
良好なコミュニケーションはあらゆる人間関係の礎であり、船上という閉鎖された環境やストレスの多い環境では特に重要です。そのため相手の話をよく聴き、伝えようとすることを理解して、思慮深く反応することを意味する積極的傾聴法(Active listening)が重要な役割を果たします。積極的傾聴法を実践することで同僚の乗組員に敬意と感心を示し、相いに信頼し理解しあうための基礎を築くことにつながります。
Risk Focus: 有害物質インベントリ(IHM)
2024/06/05
「Risk Focus: 有害物質インベントリ(IHM)」の第2版は、2020年5月に発行された同名のリスクフォーカスの更新版です。前回同様、本リスクフォーカスは船主が有害物質インベントリ(IHM)を策定する際の技術的な側面および、IHMを作成する際のガイダンスを提供しています。また、2025年6月に発効する「船舶の安全かつ環境上適正な再資源化のための香港国際条約(シップリサイクル条約)」に関する最新情報やシップリサイクルに関するEU規則とその施行に関する最新動向、ベストプラクティスと教訓に関するアドバイスも提供しています。
ISO 8217-2024 - 船舶用燃料油規格の更新について
2024/06/05
ISO 8217-2024 2024年5月30日に発行されたISO 8217の最新版は、燃料油の分類、分析方法、パラメータに改訂を加えています。本改訂は、環境規制の強化による業界の再生可能な船舶燃料への移行を反映したものとなっています。また再生可能燃料への移行を支援するため、本改訂には燃料油のテスト要件の追加に伴うバイオ燃料の配合に関する事項も含まれております。ISO8217-2024規格は、2017年版より大幅な改定が行われています。
専門家に聞く:船舶用燃料としてのメタノール
2024/05/30
今回の『専門家に聞く』シリーズでは、UKクラブのリスクアセスメントダイレクターであるAnsuman Ghoshが、船舶用燃料としてのメタノールについて、Donnie Bagang氏(Green Marine 社のマネージングダイレクターであり、メタノール燃料船初のチーフエンジニアの一人)に伺いました。
Crew Health Advice:禁煙の方法
2024/05/30
タバコはニコチンを含む植物であり、興奮作用と抑うつ作用の双方を保有する中毒性の薬物です。タバコの葉は、噛みタバコ、嗅ぎタバコ、紙巻タバコ、葉巻、パイプタバコなど、さまざまな製品で消費されます。本稿では、禁煙の方法および禁煙によるメリット等について説明しています。
カナダ:油濁対応とSOPFに関する変更と更新の可能性
2024/05/29
カナダの海岸線は、大西洋から太平洋、そして北は北極海までの陸地に接しています。さらに五大湖とセントローレンス川も含み、世界最長の海岸線の一つとなっています。その海岸線の広さ、経済力、多様性から、カナダは世界有数の貿易国であり、環境保護にも真剣に取り組んでいます。現在、1995年に作成された油濁対応計画およびSOPFの更新に新たに焦点が当てられています。カナダ運輸省が変更を検討している計画の更新には、対応チームの地域化、対応時間の効率化、油濁対応にかかる準備の改善、対応計画の評価と認証の改善、地元の利害関係者の関与の強化などがあります。本稿では油濁対応計画およびSOPFの更新内容について説明しています。
米国:非石油系危険物質の輸送
2024/05/29
非石油系危険物質の米国内外への輸送に伴う潜在的なリスクについて、頻繁にメンバーより問合せをいただいております。石油貨物は主に1990年米国油濁法 (OPA90)の対象となっていますが、一方で非石油系危険貨物は対象となっていないため、混乱と誤解を生じる可能性があります。非石油系危険貨物をメキシコ湾岸、特にルイジアナ州とテキサス州の港に輸送する際、法令や規制上の懸念が生じる可能性があるため、当クラブは、現地コレスポンデンツLugenbuhl, Wheaton, Peck, Rankin & Hubbardに見解を求め、以下のコメントを入手しました。ご不明な点がございましたら当クラブまでお問い合わせください。
誰が支払うのか?人身クレームに対する荷送人の賠償責任
2024/05/29
コンテナ積付けに関連する人身クレームの数は、コンテナを開ける仕出し地と仕向け地で最も多く発生しています。では人身クレームに対して、運送人にはどのような保護策があるのでしょうか? ニューヨークのある控訴審の判例[i]では、荷送人は、船荷証券の条件に基づき人身傷害の賠償請求について、運送人に対し支払義務があると判断しました。適用された基準は、第三者に賠償義務を負う当事者へ事前通知したかどうかによって決まるということです。
米国海洋大気庁(NOAA)による違反金について
2024/05/29
最近当クラブでは、米国海洋大気庁(NOAA)による裁量制の罰金に関連する案件が増加しています。これらの違反には、タイセイヨウセミクジラとの衝突を防ぐための速度制限の超過や、海洋生物とその生息地のための海洋保護区(MPA)への立入り制限の違反などが含まれます。本稿では、違反のリスクを削減するための対策や、クラブカバーとの関連を説明しています。