香港条約(シップ・リサイクル条約):2025年6月26日に発効
2023/07/18
2023年6月26日、バングラデシュ及びリベリアは、IMOにおいて、シップリサイクル条約(正式名称:2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再資源化のための香港国際条約)に批准しました。 本条約は「耐用年数が経過した船舶がリサイクルされる際に、人体の健康や安全、あるいは環境に悪影響を与えないようにすること」が目的です。 2009年5月15日に採択されましたが、この度バングラデシュとリベリアが批准したことにより、本条約の発効要件が満たされたため、2025年6月26日に発効されることになりました。 本条約は、国際貿易に従事する500総トン以上の船舶 および条約締約国の船舶リサイクル施設に適用されます。
グリーンシッピング:ゼロエミッション燃料
2023/07/17
前回の記事では、ネットゼロの実現に向けた業界の動きにおいて、燃料転換が果たす役割について説明しました。 今回の記事では、業界が脱炭素化を実現する上で潜在的な道筋と見ているゼロカーボン燃料に焦点を当てています。 燃料転換へ向けた動きは進んでいるものの、パリ協定の目標気温に沿って2050年までに海運の脱炭素化を実現するためには、2030年までに国際海運燃料の5%、国内海運燃料の15%をゼロエミッション燃料に転換する必要があると推定されています。
回覧08/23:EUの第11次対ロシア制裁パッケージ
2023/07/04
2023年6月23日、EU理事会は、制裁回避を防ぎ、ロシアの歳入をさらに減少させるために、第11次対ロシア経済制裁パッケージを採択しました。最も注目すべき制裁措置の概要は以下の通りです。
UKクラブウェビナー (Series 27):通常業務から学ぶ
2023/07/04
本ウェビナーでは、当クラブのロスプリベンション・ダイレクターであるStuart Edmonstonとともに、通常業務からの学習法を支援するプロアクティブ・ラーニングの世界的専門家であるMarcin Nazaruk氏およびAnglo-Eastern Tanker ManagementのCapt
Safety Alert!:米国東海岸積出しのメタンを排出する石炭貨物
2023/06/22
UK P&I クラブは現在、米国東海岸からの石炭輸送で、危険なレベルのメタンガスを排出する石炭貨物のクレームに対応しています。
アジア型マイマイガ (FSMC) (旧称:AGM):更新情報
2023/06/07
これまでAGMと称されていたアジア型マイマイガは、現在Flighted Spongy Moth Complex(FSMC)という名称が使用されています。 2023年のFSMC規制は2022年のAGM規制と大きな変更はありませんが、以下の改正点が注目されています。 ご不明な点がございましたら、FSMC不在証明書の提示が必要な各国の港の代理店に問い合わせまたは下記リンクを参照していただくことを強く推奨いたします。
英国:電子取引文書法案
2023/06/02
私達は情報通信のデジタル時代に生きていますが、国際貿易の完全な電子化については、取引文書の占有や権利の移転の問題など、法的な課題が残っています。本記事は、2022年10月に英国議会に提出された、国際取引文書の電子化を法的に認める「電子取引書類法案」についてご説明します。
回覧07/23:勘定未閉鎖の保険年度について
2023/05/31
本クラブ回覧は、メンバーの皆様に勘定未閉鎖の保険年度についてお知らせするものです。
UK P&I クラブは、多角化の取組みにより保険料収入を拡大し続け、規制上の自己資本比率を 200%に引き上げました。
米国:油濁リスク
2023/05/30
UK P&Iクラブは、海洋汚染や環境事故そして海難事故への対応に幅広い専門知識と経験を有しています。 本書は、米国における油濁リスクに関連する法律や規則の概要を説明するものです。正確性を期すため細心の努力を払っておりますが、あくまでガイダンスとしてご利用いただき、正式な法的助言が必要な場合には、弁護士にご相談ください。 米国の海事・環境問題に関する追加情報につきましては、本ページで紹介しております当クラブの米国油濁・環境事故の専門家にお問い合わせください。
UKクラブ理事、N.シュース氏がBIMCOプレジデントに就任
2023/05/25
UK P&Iクラブの理事であるニコラス・H・シュース氏は、BIMCOの第46代プレジデントに就任しました。同氏はドイツのReederei F.Laeisz社のオーナー兼CEOで、現在UKP&Iクラブの副理事長に就任されています。記事の全文についてはBIMCOのウェブサイトよりご覧いただけます。
中国沿岸:主要な養魚場の分布と概要
2023/05/24
中国の現地コレスポンデンツHuatai Marineは、中国沿岸の主要な養魚場に関する最新情報を提供しました。2022年に中国沿岸の養魚場クレームが増加し、大きな注目を集めています。本回覧では中国沿岸の養魚場の分布や特徴、座標等を最新の情報に更新し、メンバーの皆様のための損害防止策を提案しています。