Crew Health Advice:禁煙の方法
2024/05/30
タバコはニコチンを含む植物であり、興奮作用と抑うつ作用の双方を保有する中毒性の薬物です。タバコの葉は、噛みタバコ、嗅ぎタバコ、紙巻タバコ、葉巻、パイプタバコなど、さまざまな製品で消費されます。本稿では、禁煙の方法および禁煙によるメリット等について説明しています。
カナダ:油濁対応とSOPFに関する変更と更新の可能性
2024/05/29
カナダの海岸線は、大西洋から太平洋、そして北は北極海までの陸地に接しています。さらに五大湖とセントローレンス川も含み、世界最長の海岸線の一つとなっています。その海岸線の広さ、経済力、多様性から、カナダは世界有数の貿易国であり、環境保護にも真剣に取り組んでいます。現在、1995年に作成された油濁対応計画およびSOPFの更新に新たに焦点が当てられています。カナダ運輸省が変更を検討している計画の更新には、対応チームの地域化、対応時間の効率化、油濁対応にかかる準備の改善、対応計画の評価と認証の改善、地元の利害関係者の関与の強化などがあります。本稿では油濁対応計画およびSOPFの更新内容について説明しています。
米国:非石油系危険物質の輸送
2024/05/29
非石油系危険物質の米国内外への輸送に伴う潜在的なリスクについて、頻繁にメンバーより問合せをいただいております。石油貨物は主に1990年米国油濁法 (OPA90)の対象となっていますが、一方で非石油系危険貨物は対象となっていないため、混乱と誤解を生じる可能性があります。非石油系危険貨物をメキシコ湾岸、特にルイジアナ州とテキサス州の港に輸送する際、法令や規制上の懸念が生じる可能性があるため、当クラブは、現地コレスポンデンツLugenbuhl, Wheaton, Peck, Rankin & Hubbardに見解を求め、以下のコメントを入手しました。ご不明な点がございましたら当クラブまでお問い合わせください。
誰が支払うのか?人身クレームに対する荷送人の賠償責任
2024/05/29
コンテナ積付けに関連する人身クレームの数は、コンテナを開ける仕出し地と仕向け地で最も多く発生しています。では人身クレームに対して、運送人にはどのような保護策があるのでしょうか? ニューヨークのある控訴審の判例[i]では、荷送人は、船荷証券の条件に基づき人身傷害の賠償請求について、運送人に対し支払義務があると判断しました。適用された基準は、第三者に賠償義務を負う当事者へ事前通知したかどうかによって決まるということです。
米国海洋大気庁(NOAA)による違反金について
2024/05/29
最近当クラブでは、米国海洋大気庁(NOAA)による裁量制の罰金に関連する案件が増加しています。これらの違反には、タイセイヨウセミクジラとの衝突を防ぐための速度制限の超過や、海洋生物とその生息地のための海洋保護区(MPA)への立入り制限の違反などが含まれます。本稿では、違反のリスクを削減するための対策や、クラブカバーとの関連を説明しています。
忍耐の実践
2024/05/29
貨物クレームに関しては、少しの時間、忍耐、努力が実を結ぶことがあります。本稿では、用船者が貨物クレームに対処する際、念頭に置くべき事柄について説明しています。
ラテンアメリカにおける税関関連事案
2024/05/29
ラテンアメリカの多くの国では複雑な税関制度と規則を有しています。通常、税関関連の事案は、寄港した船舶に積載された貨物の申告ミスに起因しています。申告ミスは、通関書類(例えば積荷目録)、また、船荷証券や海上運送状など関連する輸送書類で発生する可能性があります。本稿では、税関関連の事案によりメンバーが直面する可能性のあるリスク、密輸関連の事例およびそれらリスクを回避するための対策を説明しています。
USCG:安全な航行を確保するための電力制限装置の使用に関するガイダンス
2024/05/28
安全な航行を確保するための船舶の操縦性補正装置の使用に関するUSCGガイダンス 米国水域を航行する船舶を所有するメンバーの皆様は、安全な航行確保と33 CFR § 164.11 (k)の遵守を確実にするため、USCG 発行のPolicy Letter 01-24「米国水域における安全な運航を確保するための船舶の操縦性補正装置に関するガイダンス」をご参照ください。 本Policy LetterはMARPOL条約 付属書VIに基づいており、既存船で大規模な改造を行った船舶は、エンジンの定格を恒久的に引き下げるか、エンジン出力制限システム(EPL)または軸出力制限システム(SHaPoLi)を設置することにより船舶の最大速力または出力を低下させ、エネルギー効率関連条約(EEXI)を遵守することが義務付けられています。
回覧10/24:理事会からのご報告
2024/05/22
UK P&Iクラブ理事会はニューヨークで開催され、一連の実りある会議を終え、2024年5月13日に開催されたメンバー委員会をもって終了しました。
Crew Health Advice:メンタルヘルスを向上させる運動
2024/05/16
船上での生活は平凡とは程遠いものです。乗船中は長期間家を離れ、狭い居住空間や職場で過ごし、SNSへのアクセスも限られた日常生活となります。これらの環境は、孤独感やストレスにつながり、対処しなければうつ病や不安症など、より深刻な精神疾患に発展する可能性があります。本稿では運動がメンタルヘルスに与える影響と船上で運動を取り入れる方法について説明しています。
Risk Intelligence 社情報レポート:東地中海
2024/05/16
2024年5月3日、フーシ派スポークスマンは、東地中海にてイスラエルと取引を行う船舶も標的にすると警告しました。これは紅海・アデン湾で商船が何度も襲撃され、大きく注目された事態に続く脅威となりました。これを受けRisk Intelligence 社は、商船向けに現在の東地中海の状況をまとめたレポートを提供しました。レポート全文は以下PDFをダウンロードのうえご確認ください。
専門家に聞く:新たな検船制度SIRE 2.0について
2024/05/16
『専門家に聞く』シリーズの最新ビデオでは、UKクラブのシニアリスクアセッサーであるCapt.Akshat Aroraが、タンカー・ガス船を対象とした新たな検船プロセス「SIRE 2.0」についてCapt.Vikas Nayarに伺いました。