Crew Health Advice: デジタルデトックス
2024/03/07
テクノロジーは私たちの生活をさまざまな面で向上させてきましたが、その一方で心身の健康の向上の妨げになっている反面もあるでしょう。 デジタルデトックスとは簡単に言えば、テレビ、スマートフォン、パソコン、タブレット、ソーシャルメディアサイトなどのデジタル機器の使用を控える期間を指します。 本記事では、デジタルデトックスがなぜ必要か、どのように絶つのかについて説明しています。 詳しくは以下PDFをダウンロードのうえご確認ください。
密輸疑惑 :警戒と防止策
2024/02/28
船舶が西アフリカの港の沖合に停泊している際、国際通貨や船の備品と引き換えに農産物を販売しようする漁船や漁師等より目をつけられることは珍しくありません。単に寄付を求められることもあります。 最近の事例により、密輸の告発、刑事訴訟、法外な罰金のリスクを軽減するため、警戒を強め、積極的な対策を講じる必要性が浮き彫りになっています。 本記事では、最近の事例および密輸疑惑に対する防止策について説明しています。
海運に拡大されたEU排出量取引制度
2024/02/28
二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガス(GHG)の主な排出源は化石燃料です。世界的にもカーボンニュートラルな代替燃料の製造に力を入れていますが、そのような燃料が完全に入手可能となり、船舶が利用できるようになるにはまだしばらく時間がかかるでしょう。気候変動による最悪の影響を回避するには、脱炭素化が急務です。パリ協定の目標に沿って、EUとIMOは2050年までに(IMOの場合は2050年ごろまで)温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという目標を設定しています。IMOの取り組みに関しては、UK P&Iクラブの記事「船舶の脱炭素化のためのロードマップ」をご確認ください。本記事では、EUの取り組みおよび海運に関連する排出量取引制度の枠組みについて説明しています。
本ケースでは、Unicredit Bank AG対Euronav NV(The Sienna)の控訴審の判決について説明しています。
回覧05/24:紅海における用船者P&I戦争危険の解除通知 - 復活カバーの手配について
2024/02/20
本回覧は、この度、この解除されたリスクに対し、一航海ごとに手配可能な限度額を柔軟に設定できる用船者責任の復活カバー(Buyback)を、経済的な価格で提供できることをお知らせいたします。
UK P&Iクラブ、2024年度保険更新で好業績を発表
2024/02/20
UK P&Iクラブは、2月20日、2024年度保険契約の更新が無事完了したことを発表いたしました。今年度保険更新に際し、理事会の要望に沿って、品質の高いメンバーに対する支援を強化し、すべてのメンバーに公平な保険料率を提供することによる保険ポートフォリオの管理に重点を置きました。
回覧04/24:P&I戦争危険に関する解除通知
2024/02/13
UKクラブは変更を適用する解除通知(Notice of Cancellation、以下「通知」)を発することといたします。本通知により、グリニッジ標準時2024年2月20日(火)正午をもって、用船者責任、相互加入のプール対象外追加担保とその付帯補償、固定保険料ベースのP&Iカバーを含む(ただしこれに限定されない)、相互加入以外(Non-mutual)のすべての戦争危険について、次の通りてん補範囲を変更します。
ギリシャ法における責任制限の明確化
2024/02/08
ギリシャ最高裁は、最近、船主の責任制限を決定するための原則を明確化しました。 過去の事例では責任制限権が大幅に縮小されたことにより、責任制限について不透明な点があったため、この明確化は歓迎すべきものです。 本記事では、当クラブのクレーム事案(1806/2023)に基づきギリシャ法における責任制限の解釈について説明しています。
中国海洋環境保護法改正による主な変更点
2024/02/07
改正版中国海洋環境保護法が2024年1月1日より施行されました。本改正法は、船舶による海洋汚染の防止と管理のあらゆる側面について、制度の改善と強化を適用したものです。詳細はUK P&Iクラブの現地コレスポンデンツOasis P&I Servicesの回覧をご確認ください。
2月5日付更新:紅海南部およびアデン湾通航における暫定航行アドバイス
2024/02/07
12月19日付のアドバイスに続き、BIMCO、CLIA、ICS、IMCA、INTERCARGO、INTERTANKO、OCIMFの業界団体は、2024年2月5日付で紅海南部およびアデン湾を通航する船舶に対する暫定的なトランジットアドバイスを更新しました。今回の更新は、イランの支援を受けたイエメンの反政府武装組織フーシ派が、イスラエル港を入出港する船舶、また、米国籍船や英国籍船など、イスラエルと何らかの関係があると見なした船舶を相次いで攻撃したことを受け更新されたものです。更新されたガイドラインは、最新の動向を反映しています。
シンガポール:デジタルバンカリングとe-BDNの使用を採用
2024/02/07
2023年7月、国際海事機関(IMO)は、MARPOL附属書Ⅵに記載されている適切な要件を遵守することを条件として、ハードコピー/デジタル形式いずれかのバンカーデリバリーノート(BDN)の使用を許可することを発表しました。詳細はIMOより発行されております回覧(MEPC.1/Circ.795/Rev.8)をご確認ください。 シンガポール海事港湾庁(MPA)はIMOの発表を受け、2023年11月1日より利用可能なデジタルバンカリングサービスに関するガイドラインをまとめたPort Marine Circular No
回覧03/24:P&I戦争危険の特別担保
2024/02/05
P&I戦争危険特別担保の限度額は2024年度も引き続き5億米ドルとなっています。ただし、ロシア、ウクライナ、ベラルーシにおける危険については、てん補除外としますが、この除外地域の危険につき別途8千万米ドルを限度額とする復活担保を手配しています。「生化学兵器等リスク」は引き続き除外条項ですが、乗組員に関する船主責任及び訴訟関係費用については、3千万米ドルを限度額として引続き追加の特別担保が可能です。