忍耐の実践
2024/05/29
貨物クレームに関しては、少しの時間、忍耐、努力が実を結ぶことがあります。本稿では、用船者が貨物クレームに対処する際、念頭に置くべき事柄について説明しています。
ラテンアメリカにおける税関関連事案
2024/05/29
ラテンアメリカの多くの国では複雑な税関制度と規則を有しています。通常、税関関連の事案は、寄港した船舶に積載された貨物の申告ミスに起因しています。申告ミスは、通関書類(例えば積荷目録)、また、船荷証券や海上運送状など関連する輸送書類で発生する可能性があります。本稿では、税関関連の事案によりメンバーが直面する可能性のあるリスク、密輸関連の事例およびそれらリスクを回避するための対策を説明しています。
USCG:安全な航行を確保するための電力制限装置の使用に関するガイダンス
2024/05/28
安全な航行を確保するための船舶の操縦性補正装置の使用に関するUSCGガイダンス 米国水域を航行する船舶を所有するメンバーの皆様は、安全な航行確保と33 CFR § 164.11 (k)の遵守を確実にするため、USCG 発行のPolicy Letter 01-24「米国水域における安全な運航を確保するための船舶の操縦性補正装置に関するガイダンス」をご参照ください。 本Policy LetterはMARPOL条約 付属書VIに基づいており、既存船で大規模な改造を行った船舶は、エンジンの定格を恒久的に引き下げるか、エンジン出力制限システム(EPL)または軸出力制限システム(SHaPoLi)を設置することにより船舶の最大速力または出力を低下させ、エネルギー効率関連条約(EEXI)を遵守することが義務付けられています。
回覧10/24:理事会からのご報告
2024/05/22
UK P&Iクラブ理事会はニューヨークで開催され、一連の実りある会議を終え、2024年5月13日に開催されたメンバー委員会をもって終了しました。
Crew Health Advice:メンタルヘルスを向上させる運動
2024/05/16
船上での生活は平凡とは程遠いものです。乗船中は長期間家を離れ、狭い居住空間や職場で過ごし、SNSへのアクセスも限られた日常生活となります。これらの環境は、孤独感やストレスにつながり、対処しなければうつ病や不安症など、より深刻な精神疾患に発展する可能性があります。本稿では運動がメンタルヘルスに与える影響と船上で運動を取り入れる方法について説明しています。
Risk Intelligence 社情報レポート:東地中海
2024/05/16
2024年5月3日、フーシ派スポークスマンは、東地中海にてイスラエルと取引を行う船舶も標的にすると警告しました。これは紅海・アデン湾で商船が何度も襲撃され、大きく注目された事態に続く脅威となりました。これを受けRisk Intelligence 社は、商船向けに現在の東地中海の状況をまとめたレポートを提供しました。レポート全文は以下PDFをダウンロードのうえご確認ください。
専門家に聞く:新たな検船制度SIRE 2.0について
2024/05/16
『専門家に聞く』シリーズの最新ビデオでは、UKクラブのシニアリスクアセッサーであるCapt.Akshat Aroraが、タンカー・ガス船を対象とした新たな検船プロセス「SIRE 2.0」についてCapt.Vikas Nayarに伺いました。
本回覧は、ベネズエラにおける石油、ガス、金に関わる特定取引の一時的許可に関するCircular17/23の最新情報を提供するものです。
UK P&Iクラブは、このほど安全&リスクマネジメント部門を新設すると発表いたしました。この体制拡充はより複雑化が進むリスク環境に対応するメンバーに向けた支援を目的とする幅広いリソースとガイダンスをメンバーに提供することを目的としています。
Crew Health Advice:マラリア感染の予防と対策
2024/04/25
最近、当クラブのメンバーより、マラリアによる死亡例と2件の重篤な病例(3カ月間の入院)が報告されました。これらのケースは、乗組員が感染予防の投薬を受けていたにもかかわらず発病しました。更に確認したところ、乗組員は渡航先の国に適した予防薬を所持していなかった、もしくは予防薬を正しく服用していなかったことが判明しました。本稿では、マラリアの概要、危険性、兆候と症状、予防策について説明しています。
回覧08/24:ロシア産原油等プライスキャップ制度
2024/04/23
本回覧では、プライスキャップ制度にかかわる航海ごとの宣誓書の提出義務とプライスキャップ同志国からの注意喚起に焦点を当てています。
Crew Health Advice:予防接種が重要な理由
2024/04/23
クルーヘルスチームが船員の健康診断の統計を確認したところ、健康診断で不合格となった主な要因はワクチン接種で予防可能なB型肝炎であることが多いことがわかりました。 また、船員は世界各地へ赴くことが多いことから、各港で独自の病気や疾患に罹患する可能性があります。長期間医療機関を受診できないことも多いため、早めのワクチン接種が推奨されています。本稿ではワクチン接種が推奨される理由と、ワクチン接種により防げる感染症について説明しています。