当クラブは、実際の船舶事故に基づいた、トレーニング用ビデオシリーズ『事故の教訓 (Lesson Learnt)』を作成しました。死亡、負傷、船舶損傷を引き起こしたこれらの事故の分析は、今後の教訓として役立つと同時に、「これは私の船でも起こり得ないだろうか?」という重要な質問を投げかけます。
このビデオシリーズは、負傷、海洋汚染、貨物クレームおよび航海に関連した事故を特集しています。これらの事故はすべて、ロス・プリベンションとリスクについて50年間にわたる広範な調査をもって、何千もの過去のクレームから収集されたものです。記事となった豊富なケーススタディのカタログに支えられたこれらのビデオは、メンバーの皆様が同様の事故を避けるための一助になるよう、重要な事故の教訓を表しています。
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Animated Videos
View allLessons Learnt: 機関士の火傷
2021/01/08
一等機関士が機関室の点検を実施中、蒸気弁のガスケットから蒸気の漏れに気づきました。
Lessons Learnt: 重傷を負ったパイロット
2020/08/14
入港準備のため、パイロットラダーが船側に設置されました。パイロットがはしごを上る間、前代未聞の出来事によりパイロットは重傷を負いました。このビデオは、この事故の教訓および、どうしたら事故が防げたのかを検証しています。
Lessons Learnt: 隔壁のボイドスペース
2020/06/05
今回ご紹介するアニメーションビデオは、貨物搭載後のあるばら積み船で、隔壁のボイドスペースにて定期的な内部検査が行われた際に起こった事故について説明しています。今回のLessons Learnt(事故の教訓)では、不幸にも死亡事故に繋がってしまったケースを取り上げます。
TMTV 事故の教訓: 港での停泊時作業時における負傷例
2020/04/16
今回のビデオは、ばら積み船が原料ターミナルで係留中に発生したスナップバックによる船員の負傷事故ついて取り上げています。本船の位置を船尾側に係留索のみでシフトしようとしましたが、船首側からの強い潮流のため、船尾係留索には過大な張力がかかり破断し、そのスナップバックで、船尾配置の航海士に激しく衝突し深刻な負傷をしました。
Written articles
View allLessons Learnt: バンカー漏油による海洋汚染
2020/04/08
事故時、本船は接岸しておりバルク貨物を積載中であり、同時に、重油をバンカーバージから積み込んでいました。天候は良好でしたが、非常に寒く(-20℃)、甲板は厚い氷と雪に覆われていました。
事故の教訓: 潤滑油クーラーの不良による汚染
2019/04/23
本船の着岸中に、船尾の周りの水面上に油層が浮かんでいるのが発見され、その発生源である船尾管軸封装置を新換したが、1週間後に再び油層の兆候が現れ、主機潤滑油クーラーが海水放出フランジから漏れていることが分かった。今回のケースでは、機器整備不良とその結果の油濁について考察します。
事故の教訓:タグロープ係止時の乗組員の怪我
2019/04/17
当クラブは、タグボートの係止時または解纜時に起こる数多くの事故を確認しています。今回のケースでは、パナマックス型バルクキャリアでの、船尾での係船索のシングルアップ作業時の乗組員の怪我について考察します。
Lessons Learnt: Collision when Overtaking
2019/03/20