Crew Health Advice: 重度の頭部損傷を防ぐには
2017/09/28
ある乗組員は最近、階段を数段踏み外して転倒し、頭部に重度の外傷を負いました。 その結果、彼は手術を受けた後、集中治療室で1ヶ月間治療を受けました。その後フィリピンに帰国、彼はさらに手術が必要と診断され、理学療法や作業療法などリハビリを行うことになりました。
P&I保険のリーディング・プロバイダーであるUKP&Iクラブは、2017年9月11日から15日に開催されるロンドン国際海運週間に合わせ、リスク教育ゲームアプリ「リスク・アホィ!」を発表しました。このアプリは、楽しくインタラクティブなゲーム方式で、船上で日常遭遇する危険をハイライトすることで、海上でのリスクを再認識できるよう開発しました。
Bulletin 1142 - 09/17 - 薬物の密輸に係る法改正(トルコ)
2017/09/04
最近トルコにおいて薬物の密輸に関する国内法が改正され、罰則が大幅に強化されました。薬物製造や取引に使用された船舶はすべて差押えられ、悪質な船舶だけでなくトルコ籍船でない場合や30日以内に船体保険価額相当の担保を支払えない場合、差押えは解除されず、調査や訴追の結果を待たずに売却されることになります。
中国 浙江省ECA: 低硫黄燃料の港内使用の要件を実施
2017/09/01
中国のECA域内の主要港では2017年1月1日以降、低硫黄燃料規制が強化されておりますが、浙江省では2017年9月1日以降すべての港において(着桟後・離桟前の1時間を除き)着桟中は硫黄含有量0.5%m/m以下の燃料を使用することが求められています。 主要港は宁波(Ningbo), 舟山(Zhoushan),嘉興 (Jiaxing), 泰州(Taizhou)等が揚げられます。
韓国: 法改正による漏油清掃コストの請求
2017/08/31
Recent amendment to South Korea's regulations concerning the imposition and collection of oil spill response costs
2017年8月23日と27日、中国南部に大型台風が上陸
2017/08/30
中国南部に2017年8月23日台風13号(Hato)が、8月27日に台風14号(Pakar)が上陸しました。大型台風が連続で直撃した広東省では複数の地域で洪水が発生しました。この地域で8月23日から27日の間に貨物を荷揚げした船舶は、後日荷受人から貨物クレームを受ける可能性があることにご注意いただく必要があります。
1139 - 08/17 - 遠隔操縦のボートによる攻撃 (イエメン紅海沿岸)
2017/08/23
イエメンのモカ港付近で小型爆弾搭載のボートが遠隔操作で航行中の船舶を狙った未遂事件が2017年7月29日と8月12日に発生しました。両事件ともイスラム教シーア派の一武装組織Houthiがサウジ連合軍を狙ったのもので、商船がターゲットではなかったものの同水域を航行する船舶はさらに注意深く見張りをすることが必要です。
救命・救難艇 - 船員トレーニング・ガイド
2017/08/18
UKクラブのロス・プリベンション・チームはWitherby出版と共同で"Survival Craft release and retrieval system"というトレーニング・ガイドを発表しました。本ガイドブックは、海運業界で長年問題となっている救命艇関連の事故を防止するため、ケース・スタディや関連法規の解説、最新の安全対策など船員教育に役立つ記事が掲載されています。本誌はクラブ・メンバーに1部配布される予定です。
乗組員の健康:夏期の安全:熱中症の兆候を知る
2017/08/17
最近、UKクラブメンバーの船舶において、乗組員2名の死亡事故が報告されました。当該乗組員は、船内で反応のない状態で発見されましたが、明らかに熱中症の症状が出ていました。悲しいことに、このような事件は夏期には珍しいものではありません。気温が高いときは、安全な作業温度を維持して熱中症の危険性に注意を払うことが重要です。
プレス・リリース:夏期の安全:熱中症の兆候を知る-UK P&Iクラブからのコメント
2017/08/17
熱中症の兆候を知ることは重要です。熱中症は、体温が40.0℃(104.0°F)を超える重度の熱病の一種です。日中のデッキやエンジンルームなどで作業をする可能性のある船員は、特に注意が必要です。本記事では、熱中症に襲われた時の対処方法についても併せてご紹介しています。
PDVSAによる未払いで荷降しの中止
2017/08/14
ベネズエラ国営石油公社PDVSAは、同国の主要製油所の稼働能力低下や財政問題のため石油精製品を輸入していますが、2017年8月現在、Amuay及びCardon の両ターミナルで着桟中のタンカー6隻がPDVSAからの金銭の不払いにより石油精製品貨物の荷揚作業を中止しています。
最近アデン湾とバブ・エル・マンデブ海峡で発生した2件のタンカー襲撃事件を受け、英国海軍情報収集機関(UKMTO)は同水域を航行する船舶へのガイダンスを更新しました。現在、同水域では複数の小型スピードボートが商船に近づき船体に向けて小銃や携行式ロケット弾を打ち込むケースが発生しています。これらは通常日中に発生していますが、夜間にはイエメンの戦闘行為の二次的被害のリスクも考えられます。そのため同水域を航行する船舶は、BMP4ガイダンスに従い、あらゆる情報を収集し武装警備員を雇うなど最善の注意を払うことが必要です。