船舶の脱炭素化へのロードマップ- COP27の成果
2022/12/20
当クラブのサステイナビリティ・ダイレクターであるパトリック・ライアンが、11月にエジプトで開催された気候変動に関するCOP27会議と、それが海運業界にとって何を意味するかについて、Maritime Risk International社と話し合いました。
COP27 - 概要
2022/12/16
2022年11月7日から20日にかけて、COP27がエジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されました。気温上昇を1.5℃に抑制するというコミットメントは、議論の末にようやく合意に至りました。本記事では海運業界に関連する取組み等を含め、COP27での概要をまとめています。
P&I国際グループとトルコ政府との間で行われていた原油タンカーの航行に関する協議は合意に至り、トルコ管轄の国際海峡および水域での航行が引き続き可能となりました。当該船舶の航行の際の手続き等に関する情報は、当クラブにお問合せください。
中国:寄港時の船員PCR検査の結果提出義務を免除
2022/12/12
2022年12月8日、中国政府は港湾及びその最前線で働く人々向けの新たなガイドラインを発行しました。これにより、すでに寄港船舶の船員PCR検査結果の提出が免除されたケースがあり、入港する人員制限も一定程度緩和されます。その他、新ガイドラインで外航船舶に関する変更点を下記にまとめましたのでご確認ください。
回覧17/22: ロシア産原油等の上限価格措置(プライスキャップ制度)
2022/12/09
EU、G7、オーストラリア(「プライスキャップ同志国」)は、2022年12月5日発効の法規およびガイダンスを導入しました。(プライスキャップ制度) これは世界市場へのロシア産原油の供給を維持しつつ、ロシアが原油等の輸出から得る収益を削減することを目的としています。
トルコ政府は、2022年12月2日以降、同国水域内で運行する原油タンカーに対し、P&Iクラブ発行のP&I保険付保確認書の提示を求めておりますが、国際グループは本件を詳細に検討した結果、本記事執筆時点では、P&Iクラブはこのような付保証明確認書を発行することはできず、またすべきではないという合意に達しました。引き続き続報が入りましたら、お知らせいたします。
P&I保険とその他サービスを国際海運業界に提供するリーディングプロバイダーであるUK P&Iクラブは、今秋ショーン・ジェラティがギリシャ事務所へ異動したため、エイミー・ロブセスが香港事務所のシンジケート・マネージャーに就任したことを発表しました。
男性の健康意識向上月間 - ボーナスQ&Aセッション
2022/11/30
4回シリーズでお届けした男性の健康意識向上月間Q&Aセッション、今週はボーナス回としてオーシャン・テクノロジーズ・グループ社よりキャサリン・ロジー氏を迎え、女性の視点から健康についてのQ&Aセッションを行いました。
P&I保険と船舶戦争保険の関係
2022/11/29
本年11月、Hong Kong Maritime Week 2022の開催を機に、当クラブのシニアクレームエグゼクティブ、マーガレット・ジョーが「Hong Kong Maritime Hub 誌」に寄稿し、P&I保険と船舶戦争保険の関係を説明しました。
男性の健康意識向上月間 - Q&Aセッション(第4回)
2022/11/28
4回シリーズでお届けする男性の健康意識向上月間、最終回である第4回目はクルーヘルス・プログラム・ダイレクターのソフィア・ブラードが、Mission to Seafarersのジョニー・ダウリン氏を迎え、健康についてのQ&Aセッションを行いました。
男性の沈黙に隠されたうつ症状
2022/11/24
男性のうつ症状や不安感は普段から認識されづらい傾向にあり、海上勤務のような男性社会だと特にその傾向が顕著です。本記事では、この問題に対処するために何ができるかを検証します。本記事はうつ症状及び自死についての内容を扱っておりますのでご留意ください。
ギリシャ法における責任制限の最新動向:責任制限の権利喪失
2022/11/23
ギリシャは1976年海事債権責任制限条約(LLMC1976)の1996年議定書の締約国です。この記事ではピレウス第一審判決で、責任制限の権利を失う条件が満たされたかを判断した事例を紹介します。