米国:油濁リスク
2023/05/30
UK P&Iクラブは、海洋汚染や環境事故そして海難事故への対応に幅広い専門知識と経験を有しています。 本書は、米国における油濁リスクに関連する法律や規則の概要を説明するものです。正確性を期すため細心の努力を払っておりますが、あくまでガイダンスとしてご利用いただき、正式な法的助言が必要な場合には、弁護士にご相談ください。 米国の海事・環境問題に関する追加情報につきましては、本ページで紹介しております当クラブの米国油濁・環境事故の専門家にお問い合わせください。
UKクラブ理事、N.シュース氏がBIMCOプレジデントに就任
2023/05/25
UK P&Iクラブの理事であるニコラス・H・シュース氏は、BIMCOの第46代プレジデントに就任しました。同氏はドイツのReederei F.Laeisz社のオーナー兼CEOで、現在UKP&Iクラブの副理事長に就任されています。記事の全文についてはBIMCOのウェブサイトよりご覧いただけます。
中国沿岸:主要な養魚場の分布と概要
2023/05/24
中国の現地コレスポンデンツHuatai Marineは、中国沿岸の主要な養魚場に関する最新情報を提供しました。2022年に中国沿岸の養魚場クレームが増加し、大きな注目を集めています。本回覧では中国沿岸の養魚場の分布や特徴、座標等を最新の情報に更新し、メンバーの皆様のための損害防止策を提案しています。
アルゼンチンの大豆輸入:ショーテージと関税に関する最新情報
2023/05/18
歴史的な乾季が続いたアルゼンチンにおける大豆輸入の際のショーテージや関税に関する最新情報をお届けします。 今年、アルゼンチンでは大豆貨物の荷揚げ時にショーテージが発生しており、将来的に貨物クレームが発生する可能性があります。対応策や最新情報についてはPandi Liquidadores発行の回覧をご参照ください。
グリーンシッピング:燃料転換
2023/05/17
海運業界が燃料を選択することは、海上輸送の脱炭素化への取り組みにおいて最も重要な要因であることは間違いないでしょう。現在業界は転換期であり、前世紀に動力としてきた炭素を多く含む化石燃料から脱却する方法を模索しています。船舶用燃料に関するシリーズの一環として、本記事では現在転換可能な燃料の長所と短所について説明します。
本回覧は、国際グループが2023年3月16日付の更新版Secro Customer and User AgreementおよびSecro Customer e-billls of ladingの使用を承認したことを確認するものです。2023年3月16日付のSecro Customer and User Agreementは2022年10月6日付のSecro Customer and User Agreementの代替となりますが、クラブカバーはSecro Standard e-bill of ladingと同様、引続き承認は継続されます。
UK P&Iクラブは『2023年統合版Carefully to Carry』の発刊を記念して4月27日にギリシャで祝賀会を開催しました。本書は、当クラブが2018年に初めて統合版を発刊して以降の改定や追加等を盛り込んでおり、最新のIMSBCコードにも対応しています。
Opinion
2022/08/16
Opinion is a space to share the knowledge and advice of our global claims handlers who offer their take on industry issues, claims trends and their experience of navigating the complex world of P&I.
今回のクラブ回覧では、ロシア原油等プライスキャップ制度に伴う船舶の報告義務や、EUの輸入禁止規制および制裁回避行動について警告等の最新情報をお届けします。またプライスキャップ制度に伴う要件を盛り込んだクラブ回覧03/22が添付されていますので、ご参照ください。
Crew Health Advice:聴覚障害の抑制
2023/05/04
当クラブが実施する船員雇用前健診(PEME)において、聴覚障害により、不適合となる例は全体の11%を占めています。特に機関室など大きな騒音にさらされている船員は、騒音性難聴 (NIHL) を引き起こす傾向が高くなります。そのため、耳栓やイヤープロテクターなどで聴覚保護を行い、適切に休息をとることが重要です。
ラテンアメリカ:ブラジル電子B/Lと海上輸送に関する最新情報
2023/05/03
当クラブには、ラテンアメリカやカリブ海でビジネスを展開するメンバーから多くの船舶が加入しており、また世界中から多くの船舶がこの地域に寄港しています。今回は特にブラジルの電子B/L (ポルトガル語でCT-e)と沿岸の内航貨物輸送の最近の状況について、焦点を絞って考察いたします。
太平洋岸北西部での穀物の荷役
2023/05/03
太平洋沿岸北西部での穀物の積み込みは、本当に忍耐力が試されます。年間約 150 日から 180 日間も雨が降り年間総降水量は平均40インチに上ります。このような気候に不慣れな船主にとっては、小雨の中で穀物を最大限積載することや、降雨量の多い時期に貨物を湿気から守りつつ本船の遅延を防ぐことが重要です。今回の記事では、特にワシントンとオレゴンの港で穀物貨物を積み込む船主および用船社への助言をお伝えします。
汚染に対する解決策
2023/05/03
油流出事故が発生するといわゆる、”All hands-on deck !" つまり全員が直ちに総力を挙げなければいけない事態となります。つまり保険者、用船者、船主、USコーストガード、地元や国の関係当局、財物や環境団体などあらゆる関係者が集められます。これらすべての関係者を結びつけるのが、1990 年米国油濁法 (OPA90) です。
サントス:コーヒーから 21 世紀まで - 運送業者のための水路の開発
2023/05/03
1543年に設立されたサントスは、長い間港湾都市として知られてきました。最初はコーヒーの輸出から始まり、その後他の商品を輸出するようになりました。サントスは1990年代に大幅に近代化され、新たな技術を導入してコンテナターミナルだけでなくドライバルク、液体バルク用の専用ターミナルが拡張され、国の貿易のほぼ 27% を取り扱っています。
2つの保険会社の物語: P&I保険とTTクラブの海上での相互作用
2023/05/03
コンテナの一貫輸送では従来P&I保険から除外されていた陸路や鉄道をコンテナが運送されるため、新たなロジスティックスにかかわるリスクをカバーするTTクラブ(Through Transport Club)が、P&Iカバーを補完する形で誕生しました。この記事では、P&I保険とTTクラブのカバーについて解説いたします。
中国:ばら積み貨物の不足クレーム
2023/04/26
中国のHai Tong & Partners法律事務所は、ばら積み貨物のショーテージクレームについて、最近の天津最高裁判所の判例を報じています。キャリアーとは誰か、貨物の不足分を計る際、陸側とドラフトサーベイのどちらの数字を使用するべきかについて論じています。ご参考までに、2021年4月の記事、『中国 - 積地港でのばら積み貨物不足クレーム』もご参照ください。
カナダ:セントローレンス湾での速度制限措置(2023年4月19日~11月15日)
2023/04/24
カナダ政府はタイセイヨウセミクジラの保護のため、2023年4月19日より11月15日までの期間、セントローレンス湾で航行する船舶に対し速度制限を定めました。 詳細はShip Safety Bulletin No.05/2023をご参照ください。セントローレンス湾内での速度制限区域をご確認いただけます。
Lessons Learnt: 機関部乗組員の死(落下物)
2023/04/13
今回の動画では、約10メートルの高さから重いペンキ缶が頭上に落下したことによる、機関部乗組員の事故死についての事例を取り上げています。
2023年3月24日、東京にて「海難におけるマネジメントの責任」セミナーを開催
2023/04/13
船主責任保険(P&I保険)とその他関連サービスを国際海運業界に提供するUK P&Iクラブは、2023年3月24日、「海難におけるマネジメントの責任」をテーマにセミナーを開催しました。
Crew Health Advice:パーキンソン病
2023/04/11
現役の船員がパーキンソン病と診断されること、またはパーキンソン病が原因で送還されることは稀です。しかし、世界で何百万人もの患者が神経変性疾患であるパーキンソン病で苦しんでいます。本記事ではパーキンソン病とは何か、初期症状のサインなどについての概要をまとめました。